少しの手間と工夫で長持ち!コート・ジャケットの日頃のお手入れの3つのコツ

皆さんはコートやジャケットは日頃どのようにお手入れしていますか?

着た後何もせずそのままクローゼットにしまってしまう方も少なくないと思います。

しかし着用すれば洋服はダメージを受け汚れも付着しますので、日頃からのひと手間や工夫が大切です。

そこで、こちらの記事ではコートやジャケットを長持ちさせるための日頃のお手入れの3つのコツについてご紹介します。

このブログは、着心地のいいセミオーダーのレディース服をデザイン、製作する洋服工房ANNEのオーナー、愛弓がお届けします。

この記事でわかること

・ブラッシングの効果や手順

・陰干しの効果

・中間洗いの必要性

ブラッシングする

ブラッシングとは洋服ブラシで洋服にブラシをかけることを言い、ブラッシングすることで汚れを落とし繊維の流れを整えることができます。

ブラッシングの効果

ほこりや汚れを落とす

一見きれいに見えても一度でも着用すれば目に見えない汚れが付着しています。ブラッシングするとほこりや汚れを落とすことができます。ほこりを付着したままにすると、そこに湿気が入って生地が傷んだり、害虫が寄る原因になります。

虫食いを避ける

衣類害虫はウールなどの動物繊維を好むため、ブラッシングで害虫を落としておくことで虫食いを避けることができます

型くずれの防止

ブラッシングには空気を通す効果があります。繊維の隅々まで空気が行き渡ることで生地のダメージが回復し、洋服の型くずれを防止できます。

毛玉の予防

毛玉はほつれた繊維が絡まることで起こります。ブラッシングすることで繊維の流れを整えることができ毛玉の予防になります。また、繊維が整うことでツヤや光沢も増します。

洋服ブラシの選び方

静電気が起こりにくくほこりの付着を抑える天然毛を選びましょう。天然毛のブラシには豚毛と馬毛があります。

✔豚毛はハリやコシがあり硬めの毛質が特徴で、ウールやスウェードの生地に使用できます。

 

✔馬毛はしなやかで柔らかさに富んだ毛質、さらに柔らかさとコシのバランスが良いことが特徴です。カシミヤやシルクといったデリケートな生地にも使用でき、素材を選ばない万能ブラシとしておすすめです

ブラッシングの手順

①肩や首まわり⇒胸のまわり⇒背中まわり⇒袖⇒脇の順番に、ほこりを浮かせるように手首のスナップでブラシを「下から上に」、生地の流れに沿ってブラシをかける

 

 

②上記の順番で、ほこりを落とすように手首のスナップでブラシを「上から下に」、繊維を整えるようにブラシをかける。

ブラッシングする際の注意点

✔生地を摩擦によって傷めないために、強くこすらず優しく軽くブラシをかける

✔特に汚れやほこりがたまりやすい肩や襟をブラッシングする際は、縫い目にそって汚れやほこりを掻き出すようにブラシをかける

風通しの良い所で陰干しする

丁寧にブラッシングした後、裏返しにしてハンガーにかけ風通しの良い所で1日陰干しします。着用したコートやジャケットは汗や外気の湿気で湿っています。湿気が洋服を傷めますので、干すことで湿気や臭いが飛び、洋服の劣化を抑えることができます。

中間洗いする

コートやジャケットは着回しサイクルが早く着用回数が多い割に、洗う頻度は少ないという方は多いのではないでしょうか?

上着は直接肌に触れる部分が少なく、濃い色のものであればなおさら汚れが目立たないので、「汚れていない」と誤解されているかと思います。

しかし、着るたびに汚れは確実に蓄積していきます。外からの汚れはブラッシングである程度落とすことができますが、皮脂や汗の付着量は着用回数が多くなるほど増えていきます。

そして汚れが付いたまま日にちが経つほど汚れは落ちにくくなり、虫食いやカビによって傷みやすくなります。

また、汚れによって衣服が重く感じられたり、保温性が悪くなったりと着心地が悪くなります。

上着は花粉も多く付着するので、アレルギーを持っている方にとっては体にも良くありません。

こうしたことを防ぐためには、シーズンの途中に最低1回はクリーニングをして汚れをしっかり落とすことをおすすめします

まとめ

コートやジャケットを長持ちさせるための日頃のお手入れの3つのコツについてご紹介しました。お気に入りの洋服を長持ちさせるために、ぜひ参考にしてみてください

この記事のポイント

・ブラッシングすることで汚れや害虫を落とし繊維の流れを整える

・陰干しすることによって汗などの湿気や臭いを飛ばす

・シーズンの途中に最低1回はクリーニングをして汚れをしっかり落とす

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